キッチンカラット歳時記 ~弥生~

ここでは、皆さまがディスポーザ生ごみ処理機「キッチンカラット」を、より快適に使っていただくための小さなアドバイス、ちょっとしたお話を季節に沿ってご紹介します。是非、ご参考にしてください。

33日は、桃の節句、ひな祭りです。

古代中国の陰暦でいいますと「上巳(じょうみ、じょうし)の日です。現在の暦ですと3月末から4月上旬頃にあたります。この頃ちょうど春の訪れとともに咲き、春の季語である桃の花にちなんで、「桃の節句」と呼ばれるようになりました。

桃は2500年も前に中国で栽培され、日本には弥生時代に伝わったと言われています。単に花が美しく、果実が美味しいというだけではなく、厄払いや魔よけパワーや長寿をもたらす力もあるということで、それにあやかって、桃をひな祭りに飾る習慣ができあがったそうです。

昔話の「桃太郎」からは桃の魔除けパワーのエピソードを感じますし、日本最古の歴史書の「古事記」にもイザナギノミコトが、妻のイザナミノミコトに会いに黄泉の国へ行った帰りに鬼に襲われたとき、桃の実を投げつけて撃退したという神話が伝えられています。今よく食べているような柔らかくてみずみずしい桃をぶつけられても、さほどダメージが無いような気がしますが、そのころの桃の実は固かったのでしょうか…

飛び交う桃

今月のキッチンカラットTOPICS

切り花は処理できる?

この季節、おひな様に飾るために、花屋さんで桃の花枝が切り花と売られていますね。私は昔、花屋さんで働いたことがあるのですが、桃の花枝は、花束用に小分けするため切ろうとしても枝が固くてなかなか切れませんでした。特に木の中でも桃の花枝は固かったです。

桃に限りませんが、飾り終った花や木の枝は水分もあるので生ごみのように扱いたくなります。でも、ディスポーザには入れないでください。花の茎や木の枝は、繊維質なのでうまく処理できません。

 

桃の花枝の活用法

桃の花枝の活用法といいますと、レアなシチュエーションになってしまうかもしれませんが、庭やプランターでつる性の植物(エンドウ、スイートピー、ジャスミンなど)を育て始めのころの支柱として使えます。枝が固いので折れにくく、一本の棒ではなく小枝も出ていますので、植物に沿わせて土にぷすっと挿せば、ナチュラルで自然に溶け込む支柱として使えます。

つるまきつき

桃は処理できる?

切り花ではありませんが、桃の種も処理できません。アボカドの種、梅干しの種も処理が難しいです。カボチャやスイカの種のように平たくて小さいものでしたら処理することができます。

キッチンカラットのディスポーザはハンマータイプですので、切り花のような繊維質のものや、種や骨のような硬い生ごみは処理しないようお願いします。