ここでは、皆さまがディスポーザ生ごみ処理機「キッチンカラット」を、より快適に使っていただくための小さなアドバイス、ちょっとしたお話を季節に沿ってご紹介します。是非、ご参考にしてください。

玉ねぎ

6月歳時記では、玉ねぎのお話をします。

玉ねぎは世界最古の栽培植物と言われ、原産地の中央アジアをはじめ世界各国で昔から食べられてきた野菜です。紀元前1600年頃の書物にも玉ねぎについての記載があり、古代メソポタミア時代にはすでに玉ねぎが栽培されていたことが分かっています。

日本で初めて玉ねぎが食用として栽培されたのは、明治時代です。

玉ねぎには「硫化アリル」が含まれています。このせいで目に沁みたり、辛みを感じたりします。硫化アリルには、血の流れをよくする効果が期待できると言われているため、生活習慣病の予防として、玉ねぎを食べるよう推奨されることもあります。揮発性が高いので、しばらく置くと硫化アリルが抜けて甘くなります。

硫化アリルには、血をサラサラにするだけでなく、消化液の分泌を促したり、新陳代謝の促進、ビタミンB1の吸収促進などの効果も期待できます。玉ねぎに栄養効果を期待するなら、硫化アリルをしっかりとれる生で食べるのがおすすめです。ちょっと辛いですけどね。

玉ねぎの皮の活用方法

ひとつは染料です。ご自宅で草木染の染料として楽しめます。山吹色から茶色系など、温かみのある色に仕上がります。

また、玉ねぎの皮には、身体にいい栄養素があります。

玉ねぎの茶色い皮には、身体にいい「ケルセチン」というポリフェノールの一種が豊富に含まれています。毛細血管が丈夫になり血液をサラサラにし、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減少させるといったうれしい効果や、抗酸化作用、血糖値低下作用などもあるといわれています。

皮を使ってお茶にしたり、粉状にして「だし」としてみそ汁に入れたり、スープやサラダに振りかけて使いましょう。

このように皮を食用として有効活用するときは、無農薬の玉ねぎをおすすめします。

玉ねぎの皮は処理できる？

お客様から「玉ねぎの皮は処理できますか？」とよくご質問をいただきます。

キッチンカラットは、玉ねぎの皮は処理できます。

ただしキッチンカラットは、生ごみをカッターで切るのではなく、ハンマーで叩いて砕いているため、「玉ねぎの皮だけ」を流すと、機械同士をつなぐホースで漂って水が流れにくくなることがありますので、他の野菜くずと一緒に処理していただくことをおすすめします。

ちくま精機の『キッチンカラット』

戸建で使える処理槽不要のディスポーザ生ごみ処理機