コンポストと電気式生ごみ処理機

コロナ禍で家で過ごす時間が増え、丁寧な暮らしを意識し始めた人が増えています。ライフスタイルも変化してきて、それをきっかけに、SDGsや地球環境に興味を持つようになった人も多いのではないのでしょうか?

その中でも私たちが毎日出している生ごみ。生ごみは80%~95%が水分といわれています。生ごみを焼却することは、火の中に水を入れるようなもので、生ごみの水分を取り除くことは重要な事です。

生ごみ減量は焼却施設の負荷を小さくするため、生ごみ処理機に補助金や助成金を出している自治体があります。

今回は自宅でできる生ごみ処理の方法を紹介します。

生ごみ処理機の種類

種類 電力使用 置く場所 ごみ処理方式
コンポスト 不要 屋外 バイオ式
電気式生ごみ処理機 使用 屋内 バイオ式
屋外 バイオ式
屋内 乾燥式
屋外 乾燥式
屋外 粉砕 + 乾燥式
ディスポーザー 使用 シンク 単体ディスポーザー
シンク + 敷地内に処理槽を埋設 生物処理タイプ
シンク + シンクキャビネット 機械処理タイプ

生ごみ処理機の中でも、「コンポスト」「電気式生ごみ処理機」のについて見ていきましょう。

 

コンポス

家庭から出る生ごみや集めた落ち葉からたい肥を作る容器のことを「コンポスト」「コンポスター」と呼びます。コンポストは微生物の力を借りて有機物を分解するため、家庭の生ごみが減らせます。

 微生物の力によって生ごみなどの有機物を分解させるコンポスト。家庭菜園を楽しんでいる人にとっては、無料でたい肥をつくれるとあってメリットを感じやすいかもしれません。

 

コンポストの仕組み

基本は分解者と呼ばれる微生物にごみを分解してもらいます。微生物以外に、ダンゴ虫やみみずも分解者とみなす場合もあります。分解したものを完熟させて、たい肥として利用できます。

 

コンポストの種類

コンポストにはいろいろな種類があります。価格や大きさ、素材もさまざまです。
デザインも生活感が強くおしゃれなものが少なかったコンポストですが、近年の人気を受けておしゃれでかわいい物が多数販売されるようになりました。

  • プラスチック素材外置き型
  • 木製囲い型コンポスト
  • 回転式コンポスト
  • トートバック型コンポスト
  • ミミズコンポスト
  • 陶器コンポスト
  • 段ボールコンポスト
     

コンポストのメリット

  • 生ごみが削減できる
  • 音がしない
  • たい肥を生ごみから作れる
  • 微生物の力を借りるのでエコで環境にも負担が少ない

コンポストの最大のメリットは生ごみの削減でしょう。生ごみ焼却による二酸化炭素発生も削減でき、少しでも環境にやさしいエコな暮らしをしたい人にはおすすめです。

生ごみのカサも減らすことができ、月々にかかるごみ袋費用も削減!?
生ごみの回収日まで臭いを気にしつつ保管する必要もありません。もちろん、たい肥をコスパよく得たい人にもおすすめです。おしゃれでスマートな生活を目指す人から人気があります。

 

コンポストのデメリット

  • 分解がうまく進まないと臭いや虫の発生原因になる
  • 生ごみの分解が進んで、たい肥になるまで時間がかかる
  • 定期的にコンポストの中身をかき混ぜる必要がある場合も
     

コンポストは、微生物が生ごみを分解するのに時間がかかります。また、分解途中の生ごみの臭いが気になることも。虫が発生することもあります。キッチンやベランダなどに設置する場合はコンポストの種類を検討しましょう。また定期的に中身をかき混ぜる必要があり、作り方に手間がかかります。

 

コンポストを利用して生ごみからたい肥を作るにあたり、重要なのは完熟させることです。生ごみが完全に分解されていない状態で、畑の土に混ぜると苗を痛めることがあります。そのため、完熟しているかどうかの見極めはとても大切。カビや腐敗臭ではなく土の香りがすれば完熟できています。 

 

電気式生ごみ処理機

電気式生ごみ処理機の仕組み

生ごみを生ごみ処理機に投入したら、生ごみを乾燥・分解させます。乾燥式の場合、乾燥させた生ごみは、可燃ごみとして処分したり、肥料として再利用も可能です。

ちくま精機では、屋外設置型生ごみ処理機「クリンタシス」を製造・販売しています。
詳しくは、以下のボタンからホームページをご覧ください。

『クリンタシス』のページを見る

 

電気式生ごみ処理機の種類

電気式生ごみ処理機は、置き場所や生ごみ処理機の方法でいろいろな種類があります。
種類については、冒頭の表を参考にご覧ください。

 

電気式生ごみ処理機のメリット

  • 手間(かきまぜ・温度や湿度の管理)がかからない
  • 処理時間が短い
  • 生ごみを再利用できる
  • 処理後の扱いが比較的簡単

電気式生ごみ処理機のデメリット

  • 電気代がかかる
  • 処理時に音がする
  • 価格がコンポストに比べて高い

 

あなたなら・・・

さあ、いかがでしょう。

おしゃれなものが出てきたとはいえ、定期的にかき混ぜる手間、湿度や温度管理、臭いや虫たち(ミミズやダンゴ虫)との遭遇、ねずみ・ハクビシン・カラス・アナグマ・イノシシ・野生サルたちとの戦い…。(いろいろいますね)

コンポストを扱うには、本気で環境問題に取り組む覚悟があって、虫ともお友達になれるナウシカみたいなマインドが必要かもしれません。

そこまで覚悟は無いし、手間や時間はかけられない。けれど、やっぱり生ごみは早く処理してしまいたいという方には、電気式生ごみ処理機がおすすめです。

 

 

ちくま精機の生ごみ処理機・ディスポーザー

屋外設置型生ごみ処理機 ディスポーザー型生ごみ処理機
クリンタシス キッチンカラット

 

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バイオを使わず乾燥させる
屋外設置型の生ごみ処理機
戸建てで使える
処理槽不要のディスポーザー生ごみ処理機
『クリンタシス』のページを見る 『キッチンカラット』のページを見る

 

是非、ご検討ください。