キッチンカラットの仕組み
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キッチンカラットで生ごみがどのように処理されているかご存じですか?
生ごみを排水口に入れて処理すれば、いつの間にか乾燥された状態なっていますよね。今回は、キッチンカラットの仕組みについて掘り下げてみます。
このコンテンツの目次
1.ディスポーザーの種類
2.キッチンカラットの使い方
3.キッチンカラットの仕組み
4.まとめ
ディスポーザーの種類
ディスポーザーには、おもに3つの種類があります。
- 単体ディスポーザー
- 生物処理タイプ
- 機械処理タイプ
それぞれの種類について特徴を見てみましょう。
単体ディスポーザー
単体ディスポーザーは、砕いた生ごみを処理水と一緒に下水道に流します。
キッチンが清潔に保てるディスポーザーはとても魅力的ですが、単体ディスポーザーは生ごみをそのまま流すため、下水管の詰まりを発生させる、生ごみが下水管内で腐敗し悪臭の原因となるなどの恐れがあります。
また、終末処理場の負荷増大や河川の汚れにもつながります。そのため、大半の自治体は、単体ディスポーザーの設置を認めていません。
生物処理タイプ
ディスポーザーで粉砕した生ごみをディスポーザー専用の浄化槽で処理し、処理水を下水道へ流します。マンションで採用されることが多く、マンション全戸の生ごみが、生ごみ専用の排水管を通ってディスポーザー専用浄化槽に集められ、水中の微生物によって分解されます。
機械処理タイプ
ディスポーザーで粉砕した生ごみを、機械システムで処理し、処理水のみを下水道に流します。固液分離装置と呼ばれる生ごみと水を分離する装置を経由し、生ごみは機械の中にとどまり、ヒーターの熱や微生物で処理されます。キッチンカラットは乾燥式の機械処理タイプに当てはまります。
キッチンカラットの使い方
機械処理タイプである「キッチンカラット」の使い方を簡単に説明します。
生ごみをシンクの排水口に入れる
調理中に出た生ごみを、シンクの排水口にそのまま投入します。ビルトインタイプですので、キッチンで出た生ごみをその場で処理することができます。生ごみ以外のスプーンや箸置き、処理できない生ごみが混ざっていないか確認しましょう。
蓋を閉めてスイッチオン
シンクの排水口に生ごみを入れたら、シンクに蓋をセットします。水を流しながらスイッチを入れると、生ごみが自動で処理されます。約30秒で生ごみの粉砕運転が終わります。粉砕運転が終わっても、処理機本体で生ごみを回収していますので、お水はスイッチを入れてから1分間は流してください。
毎日の生ごみ処理は、ここまで終わりです。排水口の網を外して、袋に入れて、可燃ごみの日まで臭いは我慢…とディスポーザーのない生活は考えられません。
生ごみは回収して乾燥ごみに
日々、処理した生ごみは、処理機本体のごみタンクにたまります。ごみ捨てサインが点いたら、ごみタンクがいっぱいのサインです。ごみ捨ては、4人家族で約2ヶ月に1回の頻度です。
乾燥された生ごみは、可燃ごみとして捨てることが可能です。また、家庭菜園やガーデニングをされている方は、肥料の素材として再利用することも可能です。
キッチンカラットの仕組み
生ごみを砕いてから乾燥させるまで、キッチンカラットの中でどのように生ごみが処理されているか見てみましょう。
STEP1 粉砕
シンクの排水口に生ごみを入れ、スイッチを入れると、ディスポーザーで生ごみが砕かれます。砕かれた生ごみは、ホースを通って、水と一緒に処理機本体へ流れていきます。
STEP2 分離・回収
処理機本体へ流れた生ごみと水は、「固液分離装置」で分けられます。生ごみはごみタンクに回収され、水は排水管に流れていきます。
実は、この「固液分離装置」が、戸建てでディスポーザーを使用することを可能にした重要な部品なんです。
STEP3 乾燥
最後に、回収された生ごみは、ごみタンクの中で乾燥させます。ヒーターで熱を加えること、生ごみを乾燥させるときに出る湿気を排気することで、カラカラに乾燥させる仕組みです。
キッチン周りの悩みの種でもある、生ごみの臭いから解放されると考えただけでうれしいですよね。個人差はありますが、乾燥された生ごみは、肥料や畳に近いにおいがします。
まとめ
キッチンカラットの仕組みについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?この記事をご覧いただき、生ごみが乾燥されるまでの過程を知っていただけたらうれしく思います。
キッチンカラットの使い方や仕組みについて、さらに知りたい方は、ぜひお問い合わせください。