生ごみ処理機とコンポストのちがい
生ごみ処理機|ブログ
生ごみ処理機には、大きく3つの種類があります。
種類 | 電力使用 | 置く場所 | ごみ処理方式 |
コンポスト | 不要 | 屋外 | バイオ式 |
電気式生ごみ処理機 | 使用 | 屋内 | バイオ式 |
屋外 | バイオ式 | ||
屋内 | 乾燥式 | ||
屋外 | 乾燥式 | ||
屋外 | 粉砕 + 乾燥式 | ||
ディスポーザー | 使用 | シンク | 単体ディスポーザー |
シンク + 敷地内に処理槽を埋設 | 生物処理タイプ | ||
シンク + シンクキャビネット | 機械処理タイプ |
今回は生ごみ処理機の中でも、「コンポスト」と「電気式生ごみ処理機」のちがいについて見ていきましょう。
コンポストとは
コンポストの語源
コンポストとは、有機物を微生物の働きで分解させて「たい肥」にする処理方法、またはそのたい肥のことをいいます。英語でたい肥を意味するCompostからきています。このたい肥を作る容器との意味で装置をコンポストと呼びます。(コンポスターと呼ぶこともあります)
コンポストの種類
- 設置型コンポスト
- 回転式コンポスト
- 密閉型コンポスト
- ダンボールコンポスト
- LFCコンポスト(バッグ型)
- ミミズコンポスト
コンポストの特徴
コンポストの中に、基材(生ごみを分解させる微生物やおがくずなど)を入れ、定期的にかき混ぜて、微生物に酸素を供給して分解を促します。温度や水分の管理も必要になります。
コンポストのメリット
生ごみが減量できることです。また、生ごみを熟成させてたい肥を作り、植物栽培の肥料として再生活用ができることです。
コンポストのデメリット
手間と時間がかること。また、虫が発生する可能性もあります。それから、なんといっても「臭い」が発生しやすいことです。
電気式生ごみ処理機とは
電気式生ごみ処理機の種類
電気式生ごみ処理機は、大きく2種類に分けられます。
- バイオ式
- 乾燥式
それぞれの特徴を見ていきましょう。
「バイオ式」の電気式生ごみ処理機
バイオ式の特徴
微生物が生ごみを分解します。微生物が活動しやすいような環境を整えます。おがくずなどの資材が必要な場合があったり、適切な湿度・温度・酸素供給が必要です。処理中は、撹拌棒でかき回しています。
バイオ式のメリット
・乾燥式よりも電気代は安く済みます
バイオ式のデメリット
・分解に時間がかかります
・管理が行き届かないと臭いや虫が発生することがあります
・微生物が働くための環境を整える必要があります
「乾燥式」の電気式生ごみ処理機
乾燥式の特徴
生ごみを電気で乾燥させて水分をなくします。
乾燥式のメリット
・乾燥のための資材は必要ありません(あるいは必要としても扱いが簡単、微生物と比較して値段が安い)
・バイオ式などよりも処理の時間は早く、乾燥後の生ごみも臭いや重さが気にならず扱いやすいです
・土と混ぜて植物栽培の肥料として再生活用ができることです
乾燥式のデメリット
・電気で生ごみを乾燥させますのでバイオ式よりは、電気代がかかります
ちくま精機の乾燥式生ごみ処理機『クリンタシス』
ごみを入れて蓋をするだけの簡単操作!
手間がかからない乾燥タイプの生ごみ処理機
乾燥ゴミは可燃ごみとして捨てるか、有機肥料の素材としても利用できます。クリンタシスは、乾燥だけでなく粉砕するため生ごみは20分の1に。ごみ捨てが月に1~2回になったご家庭も。
こんな人に支持されています
- ディスポーザーの設置には抵抗がある
- 自治体でディスポーザーの設置が禁止されている
- 日々出る生ごみの量が多い
- キッチンを清潔に保ちたい
- 環境に配慮したエコな生活を意識している
まとめ
生ごみ処理機とコンポストの違い、おわかりになりましたか。
どちらも地球環境にはいいのですね。
電気を使わない分、コンポストはより地球環境に優しいといえるでしょう。ただし、管理を間違えてしまいますと想像したくない状況になりそうです。 自分自身の意識のありかた、今かけることのできる時間・手間・場所、さまざまな要因を考慮して、できる範囲から、環境にいいエコでエシカルな生活をスタートさせてみましょう。