ディスポーザーは生ごみをなんでも処理できる?
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ディスポーザーで処理できる生ごみは、粉砕する方法(カッターなのかハンマーなのか)や、粉砕してからの処理方法(電気乾燥なのか、微生物分解なのか)によって分かれます。
さっそく、ディスポーザーの粉砕タイプと処理が難しい生ごみを見てみましょう。
ディスポーザーの粉砕方法2タイプ
カッタータイプ
ディスポーザー内のカッターで生ごみを切り刻みます。「包丁で切る」イメージです。
ハンマータイプ
ディスポーザー内のハンマーで生ごみを砕きます。「ハンマーで生ごみをたたく」イメージです。
処理が難しい生ごみ
硬い生ごみ
カッターでもハンマーでも、硬い生ごみは処理が難しいです。
それらの生ごみはディスポーザーには入れず直接可燃ごみとして処理しましょう。カッタータイプは刃が欠けると交換の必要がありますが、ハンマータイプはそういった心配はほとんどありません。
例えば
- 獣骨や甲殻類の殻(牛骨・豚骨・カニの殻など)
- 貝類(ハマグリ、サザエやカキなどの殻)
- 種(桃、アボカドなど)
長い繊維質の生ごみ
カッターやハンマーに絡まりやすい「長い繊維質の生ごみ」もディスポーザーは苦手です。
長く使い続けるためにも、2~3センチに切ってから処理するようにしましょう。
例えば
- たまねぎの皮
- 枝豆のさや
- とうもろこしの皮
- 長ネギの皮 など
堆積しやすい生ごみ
卵の殻などの砂状になる生ごみは、排水管に堆積しやすいため処理できません。
キッチンカラットの場合は、卵の殻は処理できます。ですが、ホースにたまりやすい傾向は変わりませんので、卵の殻だけを大量に入れずに他の野菜くずなどと一緒に処理してください。
食べられないもの
基本的に食べられないものは入れないでください。
ディスポーザーに巻き付くと、水漏れの原因となります。
例えば
- コーヒー等のフィルター
- ラップ
- ビニール
- 輪ゴム など
キッチンカラットでよくご質問いただく生ごみ
ディスポーザー全般で苦手な生ごみについて説明してきましたが、キッチンカラットについてよくご質問をいただく生ごみについてもご紹介します。
エコトピックス
処理できないものも簡単に再利用!
大量生産、大量消費、大量廃棄の時代は終わりました。
便利さや豊かさを享受するだけでなく、エコやエシカル消費を身近な大人が日頃実践していたら、丁寧な生活の見本になりますね。全部の生ごみを再利用するのは、手間や時間がかかりますが、少しでしたら楽しみながらできちゃいます。
ここでは、キッチンカラットで処理できないものも、再利用できる簡単な事例を「エコトピックス」として紹介していきます。
ごみ処理のことが環境について考えるきっかけになったらとてもうれしいです。
生のかぼちゃのような硬い野菜を入れても大丈夫?
生のかぼちゃやイモ類、ブロッコリー、ニンジンなどの野菜、またスイカやグレープフルーツの皮といった硬い生ごみは、一口大にして入れてください。詰め込みすぎにもお気を付けください。
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スイカや柑橘類の皮はいろいろ利用できます
スイカの皮は、薄くスライスして塩で軽くもむと即席漬けになりますよ。
柑橘類の皮は、天日干ししてネットに入れれば、ほかほか温まる香りのいい入浴剤に!
良く乾かして細かく砕けば『陳皮』という調味料にもなります。
お茶の葉やドリップコーヒーの粉は入れても大丈夫?
お茶の葉やコーヒーの粉など、粒子の細かいものは、他の野菜くずと一緒に処理していただくことをおすすめしています。そういったごみが大量に出てしまったら、直接ごみタンクにいれると中で乾燥します。
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お茶の葉やコーヒーの粉もいろいろ利用できます
お茶の葉やコーヒーの粉は乾燥させると消臭剤として利用できます。お茶パックに入れて冷蔵庫や靴の中やごみ箱に。コーヒーの粉は虫よけにもなるようですよ。湿ったままでも、玄関に撒いてほうきで集めると除菌ができ、まな板をこすると天然の抗菌剤になります。
また、お茶の葉はフライパンで良く炒り、ゴマや鰹節や調味料で味を付けたら栄養のあるふりかけになります。コーヒーブレイクは、私たちに豊かな一時を与えてくれますね。中南米のコーヒー農園での過酷な労働に思いを馳せて、感謝とともにいただいた後は、少しでも無駄なく有効に使いたいものです。
天ぷら油やサラダオイルを流しても大丈夫ですか?
大量の油類は、ディスポーザーがついていなくてもシンクに流せば、排水管や下水処理に負荷がかかりNGです。また、高温の油やお湯はホースや排水管を痛めます。大量でしたら、冷まして固めて捨てる、少量ならいらない布や紙で拭き取るなどの環境に配慮をして処理しましょう。
エコトピックス
廃油は米ぬかと混ぜて土と一緒にしばらく発酵させると、窒素・リン酸・カリのバランスがとても良い肥料にもなります。また、廃油から石鹸やロウソクも作れます。
ご飯、うどんなどの炭水化物は?
炭水化物の残り物(ごはん、麺類、小麦粉製品)は、少量でしたら他の野菜くずと一緒に処理してください。それらの生ごみだけを大量に処理すると、途中の排水経路でお団子のように固まってしまうのでご注意ください。
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残ったごはんの再利用
大量にご飯を捨ててしまうのって悲しいですよね。
今すぐ食べないなら冷凍保存し、いざという時の一品に。深夜にテレビドラマで飯テロにあってしまったら、解凍してとりあえず雑炊に。手軽にチャーハンもいいですね。甘辛く味を付けてスパイス仕上げでエスニック風に!パクチーがあればタイ風です!ってパクチー常備のご家庭ってあるんですかね?目玉焼きを乗せたらハワイ風ロコモコ丼に!キムチを入れて韓国風。あれ?もう出てこない…
それから、でんぷんを多く含む炭水化物は、ちょっとつぶして良く煮込むとスープ類のとろみづけにもなります。残ってしまったものを使う方が、なんかお得に感じます。
まとめ
ディスポーザーで処理できる生ごみについてお伝えしました。いかがでしたでしょうか?
「ディスポーザーって意外と分別が多くて大変そう…」と思われた方もいるかもしれません。ですが、キッチンが清潔に保てたり、嫌なにおいを防げたり、それ以上のメリットもたくさんあります。ぜひご自身の生活スタイルに合わせてご検討してみてくださいね。
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