ディスポーザーの仕組み

ディスポーザーは衛生面に優れ、生ごみ処理の手間から解放される人気の設備です。家事の時短は睡眠時間や自由時間を増やし、また不衛生な生ごみを扱うストレスもなくなります。それは心にも身体にも、とてもいい効果を発揮してくれます。

ディスポーザーってどんな仕組みなのか見ていきましょう。

ディスポーザーの仕組み

1.ディスポーザーで生ごみを粉砕します

スイッチオンでディスポーザーが動きます。動くのはディスポーザーのターンテーブルです。
ターンテーブルについているカッターまたはハンマーで生ごみを粉砕します。

2.生ごみと水は排水処理システムへ

下水に流しても良い状態に処理するために、粉砕された生ごみと水はディスポーザー横の出口から押し出されて排水処理システムへ流れていきます。
生ごみがスムースに流れていくためには、水を一緒に流すこと、生ごみの種類や量が適切であることが大切な条件になります。

粉砕した生ごみをそのまま下水管へ流してしまったら、排水管が詰まったり、下水処理場で大変な負荷がかかります。排水処理システムで下水に流してもいい状態にする必要があります。

では、排水処理システムにどういった種類があるのか一緒に確認してみましょう。

ディスポーザー排水処理システムは2種類

砕いたごみは下水に流す前に処理が必要です。

機械処理タイプのディスポーザー

機械処理タイプはディスポーザーで粉砕した生ごみを、機械システムで処理し、処理水を下水道に流します。固液分離装置と呼ばれる生ごみと処理水を分離する装置を経由し、生ごみは機械の中にとどまり、ヒーターの熱や微生物で処理されます。

キッチンカラットは乾燥式の機械処理タイプに当てはまります。生ごみは乾燥させるため、可燃ごみとして捨てるか、土と混ぜて再利用することもできます。

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生物処理タイプのディスポーザー

生物処理タイプはディスポーザーで粉砕した生ごみをディスポーザー専用浄化槽で処理し、処理水を下水道へ流します。マンションで採用されることが多く、マンション全戸の生ごみが、生ごみ専用の排水管を通ってディスポーザー専用浄化槽に集められ、微生物で分解されます。

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まとめ

ディスポーザーという生ごみを粉砕するための機械部分は、大体同じような形状・機能ですが、ディスポーザーの先につく生ごみを処理する仕組みは大きくちがってきます。仕組みをよく理解し、ご自分がどんなディスポーザーを使いたいか、使いやすさ、設置のしやすさなどイメージしながら決めることが大切ですね。

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